1/1ぶりの休みをとって発達支援の施設見学に行ってまいりました。
13:15
小学校が終わって来る子たちは、まだいませんでした。
それでも7名程度の子達が楽しそうにはしゃいでました。
中に入ると、さっそく手をつないでくれた子もいました。
一緒にトランポリンで遊びました。
中には身体的障害を持つ子もいました。
たった1時間程度の見学でしたが、スタッフの人たちを見て、本当に大変だなと思いました。
しかし同時に誰ひとり大変だと思って従事している人がいないとも感じました。
大変だと思っても、それを一切出してないだけかもしれません。
施設の数は足りていないのが現状のようです。
親御さんの負担が無いように、基本的には自宅、学校まで施設が送迎しているのですが、中には自分の住んでいる地域に受け入れてくれる施設がなくて、いつも近くまで送り迎えしている親御さんもいるようです。
施設を増やしたくても、増やせない理由の1つに行政の条件や審査が厳しいというのがあるようです。
「その中でも川崎はまだ条件が緩いんですよ。」
と話してくれたのが、施設オーナーの佐々木さん(仮名)。
施設を開設して、子供を預かり、ビデオだけ見させておいてお金はしっかり採取するという悪質なところも多く、新しい施設の開設が難しいのだとか。
今回見学した施設は、ちょうど私が入って15分ほどで、お勉強の時間になり、数字を覚えるカードゲームのような物を音楽に合わせてやってました。
最近見た番組で脳の神経伝達を促すために音楽と一緒に体を動かしたり、記憶したりすることは効果があるというのを思い出しました。
左脳なら右手でリズムを取りながら、右脳なら左手でというようにすると効果があるのだとか。
「我々がちゃんとサポートしていけば、改善してくれる。何もしなければ改善も何もない。スタッフさん達もやりがいを持って従事してくれてます。」
と話すオーナーは、スタッフさん達とのコミュニケーションを大事にする人だなと思う場面が何度もありました。
障害児童をもつ親御さんの精神健康の話、シングルマザーの話、色々お伺いできました。
何かできることはないかな。という思いを胸に見学へ行ったのですが、現状を見て
「俺なんかには何もできることなんかないな」
と思ってしまいました。
何かできるなんて、おこがましいと思ってしまったのです。
恥ずかしくも最後に
「我々に、いや私個人でできることなんてないですよね」
そう質問しました。
佐々木さんはこう話してくれました。
「日本は障害者に寛容でない気がしています。障害者に限らず困った人がいたら手を差し伸べるのが人でしょう。視覚障害の人がホームを歩いていたら、どうぞと手を差し伸べるべきでしょう。それだけでいいんですよ。ひとりひとりがもっと気にかけてくれていれば。」
数年前、ある脳外科医の影響もあって始めた寄付活動を続けていくうちに、私は多少ですが例えばホームの視覚障害者に優しくなったと思います。
ちっぽけかもしれないけど、これを発信することでそのちっぽけに波及効果があれば幸いと思ってここに記します。
貴重な時間ありがとうございました。