バイク屋タローのblog「たろぐっ」

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島内限定焼酎「五つ星」

五島の自然と、拘りが育む銘酒「五つ星」

五島灘酒造ホームページはこちら

 

少々長くなりますが、五つ星との出会いから、五島の紹介も兼ねつつ記しますので、お楽しみいただければ幸いです。

さて、長崎港から高速船。
ジェットフォイルで1時間20分の船の旅、上五島の有川港着。
島内見学にはレンタカーが必須と前夜、長崎の居酒屋で知り合った方に教えて頂いたので、島に着くなり、まずはレンタカーを借りることにしました。

やはり、島の事は島の人間に聞くのが一番。
レンタカー屋さんで、今夜食事をするのにおすすめは?っと聞くと何店か教えてくれました。
その中で気になった「食工房」さんへお邪魔しました。

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ヒラスというあまり馴染みのない魚はとても美味しく、刺身、そして山かけにもしていただきました。
後に、佐世保のスーパーでわかったのですが、ヒラス=ヒラマサでした。

f:id:BAN-style:20170710112223j:plainこのように地方によって、呼び名が違う事もなかなか多いですね。

 

さてさて、そんななか気さくな店主が声をかけてくれたので、気になっていたことを聞いてみることに。

「島内限定販売という五つ星という焼酎があると聞いたのですが、サッポロの商標登録のせいで島内限定って?そうなんですかね?」

すると、隣で飲んでいたおじちゃんが、それもあると思うけど、それだけじゃないと思うよっと、あれよこれよと話が盛り上がり、五島灘酒造の専務と仲の良い方が営んでいるというBARを紹介していただくことになりました。

 

店主がその場で、その方に電話をしてくれちゃうところなんか

「あったかい!」

の一言ですね。

 

そして、話に交じってくれたおじちゃんと一緒にBARでもう一杯やることに。

 

「BAR MARY MORGAN」メアリー・モーガン
FBページはこちら

これまた、とても拘りのある造りで、トイレに至るまで店主の気合が伝わってくる内装でした。

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聞くとこによると、施工をしたのが、さっきから一緒に飲んでるおじちゃんだったと。

 

さっそく五つ星の話をすると、呑んでみますか?
っと、あっけなく五つ星とご対面。

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アルコール度数36度と、かなり高めの割には飲みやすく、減圧蒸留で作られたこれは芋の主張も程良いというのが印象的ですね。(*1)

店主の中山さんが早速、五島灘酒造の専務に連絡を取ってくれて、これまたあっけなく翌日の酒蔵見学のアポを頂きました。

 

こうやって、旅先で色んな人に出会って、知り得なかったことを知るという事は、ひとり旅ならではと思いますね。
贅沢な時間です。

さて、翌日二日酔いの体をなんとか起こして、シャワーを浴び、酒蔵見学の予定時刻まで島内ドライブとしました。
何も情報が無いままのドライブでしたが、なかなかどうして見所ばかり。

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 あっという間の時間つぶしで、今度は大急ぎで五島灘酒造さんに向かいました。
車を止めると、専務がすぐに出てきてくださり、事務所へと案内してくれました。

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事務所では酒造りというよりは、なぜ酒蔵を始めたのかなどのお話をいただきました。
お父様が10年前、島おこしも兼ねて始めたとの事。
お父様が亡くなってからは、東京にいた田本さん、現専務が島に戻り一生懸命酒造りを勉強したとの事。
独学が多かったという話も印象的でした。

気になっていた五つ星の商標登録の件もお伺いすることができました。
やはり、サッポロが「一つ星、二つ星...」っと商標登録をしており、サッポロと交渉の末に島内限定2000本という限定ということで認めてもらえたということです。

確かに日本全国で販売できないということは残念ですが、お父様の島おこしという意思を受け継ぐのであれば島内限定で、これ目当てで島に来てもらうというのも一つなのかもしれないな、そう思いました。

 

さて、お待ちかね酒蔵内です。
秋に年間分を一気に作り上げるということです。
全自動の機械を使っていないので、何日も寝泊りすることもあるとか。

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f:id:BAN-style:20170712133954j:plain芋を粉砕する機械ですね。
芋の種類により、粉砕できずペーストになってしまったりなど、色々苦労があったようですが、中でも印象的だった話は、出来上がった焼酎を寝かしている最中に油が浮いてくるという話。

意外なことに焼酎造りは油分が発生(*2)し、それが酸化してしまうと雑味になるという。

しっかりと濾過をして油分をほぼ完全に取り除いてしまうという、現在の一般的な造りに対し、五島灘酒造ではそれをしないという。
「この油分に旨みがちゃんとのってるんですよ。濾過で取り切ってしまってはいかんのですよ。」
そう話してくれる専務。

なんと大変な事に、酒造りをしていない時期でも常に、この油分を管理し表面に浮いてきたら取り除く、浮いてきたら取り除くという作業を繰り返すという。

 

こうしてできた焼酎は、面白みのある味わい深いものとなる。

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島内限定2000本
これだけでも島に行く理由として、酒好きには十分すぎますが、鮮魚と海と山と人。
今夏の旅行先としていかがでしょうか?

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今回のひとり旅の間に出会って下さった方々、大変ありがとうございました。
連絡先交換した方も、そうでない方も、またお会いできることを楽しみにしております。


(*1)
今回の五つ星は説明の通り減圧蒸留で造られたものですが、五つ星ブランドは原料芋の生育具合と気候をみて、芋、種麹、蒸留方法を杜氏の任せ、毎年違う表情をもつ年替わり焼酎です。ホームページより抜粋。

 

(*2)焼酎の油分はフーゼル油と呼ばれ、香りや旨みを含んでおります。
コチラのHPで詳しく説明してくれているので、ご参考にどうぞ。

焼酎の香り、油臭 | 焼酎紀行